Trastic.F 1day劇場『女体絵画』
アルチンボルド
これは、悩みました。
まずアルチンボルドさんの絵を知らなかった。
そんなわたしがアルチンボルドさんの絵画をポールダンス で表現するには!?
しかもたった1dayの舞台。
一発勝負
正確には2回公演でしたので
1回目舞台にたったとき、自分の思い描いていた世界と違ったわたしはちょっと不完全燃焼になってしまい反省した
2回目は、もう本業のポールダンスを悔いのないよう魂込めてやり切るしかないと想い、やった。
終了後、
勿論、お客様からは賛否両論あり
アルチンボルドさんをお好きな方には失礼なことをしたのでは、、など
終わってからも自分の中ではまだまだ突き詰めたいというか掘り下げたいというか
自分なりの課題がいまだ続くこの作品「アルチンボルド」
演出の豹凛さんがご用意してくださった、イメージ、キーワード、そして赤くてフリフリのロリータお衣装。
赤ずきん
ロリータ
ゴシック
脱ぐ
赤い
狂気
かわいい
本当は怖い
わたしの中のアルチンボルド
赤ずきんちゃんは、最後狼に食べられるの?
赤ずきんちゃんは、最初
番人に両手を繋がれてどこにも行けないようにされて
お花がたくさん詰まったベールの目隠しをされてる。
でもある日
こっそりその両手鎖を外し、外の世界を除いてポールダンスに出逢ってしまう。
やがて時が過ぎ
ベールずきんを取られた赤ずきんちゃんは、
ひとりの女になっていく。
どんどんひらひらのスカートを脱いで
前掛けを脱いで
上に登って登って
上着も脱いで
上に上に登って登って
下着姿で髪を振り乱し
回りながら世界が開かれていく。
視界がぐるぐる回り
それでも登って
登り詰めたとき
赤ずきんちゃんは、なにを見てしまったの?
アルチンボルド
「四季」(1563年)
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